優しい拾い猫、蘭堂

3年前、大病を患い辛い時期を過ごしていたある雨の夜に家の下で拾った小さな黒猫が蘭堂です。
500gの痩せた小さな子猫は、拾った当初、平衡感覚がなくまっすぐ座ることもできませんでした。しかし病院に通って強制給餌をしてと世話をしているうちにみるみる元気になり、今では立派な4kgの美男子に成長しました。我が家には既に先住のジャックラッセル犬がいましたが、険悪になるどころかとっても仲良し。小さな内は先住犬のおっぱいを吸っていました。

キツい時期を過ごしていた私に舞い降りた天使のようなこの黒猫は、とっても優しい天使のような性格です。一度たりとも人に爪を立てたことも、咬んだこともありません。棚の上のものを落とすこともなければ、壁紙で爪を研ぐこともない、夜中も暴れず、朝に人を起こしにくることもありません。

「猫らしくない」とよく言われますが、それがこの子らしさであって、優しさなんだと思います。ネットや本でみる“猫あるある”はその性格のおかげで全然ピンとこないことがほとんどですが、他の子と違う個性でいっぱいだと思えばより一層愛おしくなります。もしかすると、この性格は先住犬にしつけられたせいなのかもしれません。

優しい反面とっても臆病でなかなか人に気を許すことがなく、同居する父に甘えはしますが、父が帰宅する度に一旦部屋に逃げていってしまいます。もちろん、来客がある時は一切姿を見せません。

彼に信頼されているのは私だけ。それは自慢でもありますが同時に責任でもあります。この子が生きている限り、この子の信頼と愛情に応えられるような飼い主でい続ける、甘えて腕の中で眠る蘭堂を撫でる度にそう心に誓っています。

avatar
  メールで受信  
通知する

きゅーぺっつのおすすめ記事をよむ

人気記事ランキング

一番上へスクロールするボタンを有効または無効にする