トノサマガエルを捕りに行こう!

一口にカエルと言っても日本には沢山の種類が生息しています。
その中で最も大きいのがウシガエル(食用ガエル)で、次いでヒキガエル、そしてその次がトノサマガエルです。ウシガエルやヒキガエルはサイズ的な理由もありますが、飼育が少し難しいと思います。
今回はカエルがお好きな方、カエルを飼ってみたいという方に最もオススメするトノサマガエルをご紹介します!

トノサマガエルはどこにいる?

トノサマガエル、ツチガエル、アマガエルの三種類こそ、最も私達が見かける身近なカエルです。このうちアマガエルは木の上にいることが多いのですが、トノサマガエルとツチガエルは生息域が重なっており、田んぼや池、川などで頻繁にお目にかかります。

ツチガエルは見た目も地味ですが、触れるとやや匂いが強い体液を出すため、余りおススメできません。そこへ行くとトノサマガエルは癖がなく、親しみやすいカエルだと思います。
大きな個体は飛躍力もありますので、捕獲が容易ではありませんが、小さめの個体を狙いたいところです。

カエルには乾燥が大敵ですから、捕獲したらガラスかプラスチックの容器に移し、少し水を入れて渇かないように注意します。
元来丈夫な生き物なので、少々時間がかかっても大丈夫ですが、持ち帰ったら少し大きめの水槽に入れてやると良いでしょう。

トノサマガエルを飼育する上での注意点

カエルは両生類ですから飼育する上で水は不可欠です。
ジャンプしたりもしますから、水槽は高さが最低でも20cmぐらいあるものを選びましょう。

水槽には土をカエルが中に潜れるぐらいの高さまで入れます。
草は不可欠ではないものの、身を隠すために多少はあった方がカエルが安心します。
下の写真のように、プラスチックの容器に水を入れてプールのような感じにします。

水の量と水換え頻度は?

水の量ですが、大量に入れる必要はなく、カエルの半身が隠れるぐらいの量で充分です。その時によって全く水の中に入らないこともあれば、ずっと入ったままでいることもあります。
土が乾燥しないよう常に霧吹きなどで湿らせてやって下さい。
水がもし少なくなれば足してやれば良いのですが、カエルが入らなければほとんど汚れることがないため、頻繁に水を変える必要はないのですが、一度入るとカエルの皮膚から粘液が出て水が濁るため、一日か二日に一度は変える必要があります。
水の綺麗な地域であれば水道水でも問題ありませんが、なるべくなら浄水器を通した水が好ましいです。

餌は何を与えれば良いの?

カエルは肉食です。自然界では昆虫やミミズ、ヒルなどの小動物を食べています。
動くものしか食べません。逆に言うと動くもので口に入るサイズなら何でも食べます。しかし肉食であるため、野菜や果物は与えても消化できないので避けて下さい。
どんな昆虫でも食べますので、暖かくなれば自分で採取しましょう。小型のクモ、バッタ、イナゴ、コオロギ、ダンゴムシ、ハエ、蚊、その他何でも構いません。強烈な臭いを放つカメムシやゴミムシ類は避けた方が賢明です。口にしたものの吐き出したりします。

冬になって昆虫がいなくなると困るのですが、今は小さいコオロギが市販されていますので、ペットショップなどで購入するのが良いでしょう。あるいはミルワームなどを糸に付けて、カエルの目の前で動かしてやると食べてくれます。ミルワームでなくても、魚の切り身やかまぼこなどでも構いません。口に入るサイズに切って与えてみて下さい。

バッタやイナゴも食べますが、この類いの昆虫は静止している状態が長いため、比較的動き回るクモやコオロギ類の方が餌としては認識しやすいようです。
とはいえ面倒でなければ、糸の先に何か動物性のものを付けて与えて下さい。無駄な殺生をせずにも済みます。スズメバチやエンマコオロギの死骸を糸に付けて与えても良いと思います。

カエルはどうやら食べ溜めが効くようで、毎日必ずしも餌を与えなくても大丈夫なようです。量にもよりますが、沢山与えたら2日ぐらいは放っておいても良いと思います。

冬は冬眠?それとも?

周知の通り、カエルは自然界では冬眠します。
では飼育下ではどうなのか?それは飼育の仕方次第です。
外で飼う場合と部屋の中で飼う場合でも異なります。
寒くならないと冬眠はしませんから、部屋の中で飼育すると冬眠しないことが多いです。
冬眠しない場合、どうなるのかということですが、普段と何の変りもなく活動します。つまりは餌を与え続けないといけないということです。もし冬の間、餌の確保が難しい場合は外で飼うことをおススメします。

注意しなければならないのは、寒くなるとカエルの体力が落ちて来ることで、自力で餌を捕食するのが難しくなります。冬眠せずに捕食できないとなると、体力を失って死に至ることもあります。なので、なるべくならカエルには冬眠してもらうのが飼育上好都合だと思います。

 

どのように、どれぐらい冬眠するのか?

トノサマガエルは土の中に潜って冬眠します。先ほど、水槽の中に土を入れると言ったのはそのためです。
時期が来ると自分で穴を掘って土の中に入ります。特に何かをしてやる必要はありません。
一点注意すべきは、定期的に水をかけて土が乾燥してしまわないようにすることです。

冬眠の期間は個体にもよりますが、平均3~4か月で、季節が変わる頃にひょっこりと顔を出します。
目覚めるとすぐに餌が必要になりますので、生餌がない場合はミルワームその他で対応して下さい。

産卵・孵化したら?

小さい水槽で一匹飼いでは産卵しませんが、もう少し大きな容器でつがいを飼えば水中に産卵するかも知れません。
カエルの卵は一見タピオカのような感じで、幾つかパターンがあるものの、だいたい下の写真のような外観です。

一度にものすごい数の卵を産卵しますので、飼育下で孵化させるのはなかなか大変です。
孵化を成功させるには、相当大きな容器が必要になる上、餌やりも大変です。
個人的には卵は綺麗な川や池に戻してやることをおススメしますが、どうしても自分で孵化させたい時は、それなりの覚悟と大きな容器が必要です。

オタマジャクシは何を食べるの?

さてご存知の通りカエルの幼体はオタマジャクシです。
トノサマガエルのオタマジャクシはそれほど大きくありません。
カエルになってから大きくなりますので、オタマジャクシ時代の大きさはせいぜい5~6センチです。
生体のカエルと異なり、常に水の中で生活しますので、飼育方法は金魚や川魚と変わりません。
餌として最適なのはイトミミズで、熱帯魚店やペットショップで市販されています。
ただ生餌としてのイトミミズは水を清潔に保ち、常にポンプで酸素を送らないとすぐに死んでしまいますので、オタマジャクシよりも餌の管理が大変になってしまいます。

生餌に抵抗のある方には、乾燥したイトミミズや赤虫などをおススメします。
東急ハンズのペット用品コーナーでも売っていますし、通販でも購入できます。

ミルワームは少し大きいので、小さいオタマジャクシには食べづらいです。
金魚などと一緒に入れておいても大丈夫ですが、いずれカエルになることを考え、陸に上がれるような準備をしておく必要があります。
特に足が生えて来たら、専用の容器に移し替えて水を浅めにし、石や砂利を入れて陸に上がれる部分を作りましょう。

またカエルになりたての小さい頃は、アリや小さいダンゴムシ、ワラジムシなどが餌として適しています。

まとめ

カエルは人気ありますよね。いろいろなグッズのキャラクターにもなっています。
しかしその食性を知る人は意外と少ないようで、飼い方を知らない人が多いようです。餌は少し大変かも知れませんが、丈夫な生き物なので、それほど手はかかりません。
それ以上に愛くるしいカエルの表情や仕草には癒されること間違いなしです。

 

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