うさぎの大きな後ろ足はチャームポイントの1つですね。うさぎを飼い始めると、この後ろ足を「ダンッ」と踏み鳴らす行動に出会うことがあります。この行動がいわゆる「足ダン」。今回は、放っておくと怖いうさぎの足ダンについて紹介します。
実は怖い?うさぎの足ダンで起こる3つの問題
うさぎの足ダンを経験すると始めはビックリしますが、慣れてくると「またやってる…」と思ってしまいがち。しかし放っておくとこんな怖いことが起こるかもしれません。
騒音問題になる
夜行性に近いうさぎは夜中に足ダンをしてしまうことがあります。家族みんなが同じ部屋で寝起きしているのであれば、足ダンが睡眠の妨げになってしまうかもしれません。アパートやマンションでは階下の住人から苦情が来る場合もあります。
ソアホックという病気になる
ソアホックとは足裏に炎症ができて、最悪の場合歩けなくなる怖い病気です。原因は様々なので「足ダン=ソアホックになる」というわけではありませんが、頻繁な足ダンには気を付けてください。ソアホックを発症してしまったうさぎが足ダンを続けていると、治りが遅くなってしまいます。
うさぎの体調が悪くなる
うさぎは住環境が悪い場合に足ダンをすることがあります。その場合、何が悪いのかをよく観察して環境を改善してあげないと、うさぎの健康を害することになってしまいます。
うさぎが足ダンする原因は「ストレス」
そもそも、うさぎは「ストレス」が原因で足ダンをしていまいます。ストレスを感じると、うさぎの心には警戒心や恐怖心・不満が生まれ、それが足ダンで表現されているのです。元々は巣穴の仲間への警報として足を鳴らしていた野生時代の習性でした。それが今でも残っているんですね。
うさぎの足ダンへ対処する5つの方法
うさぎの足ダンを観察する
中には遊びの前の景気付けや、飼い主にわがままを言いたいときに足ダンをする子もいます。この場合の足ダンは様子を見る程度で差し支えありません。過剰に反応すると「足ダンすれば遊んでもらえる」と学んでしまうので、どんな足ダンなのか見極めることが大切です。
汚れ具合をチェック
うさぎは綺麗好きですから、トイレや床が汚いと足ダンをします。ただしあまりに綺麗に掃除しすぎると、うさぎ自身の匂いが消えてしまって不安に感じ、足ダンしてしまうことがあります。
遊びをチェック
運動不足や愛情不足も足ダンの原因になりますから、1日1回はケージから外に出して遊んであげましょう。
飼い主の行動をチェック
例えば以下のような行動がうさぎのストレスになっている場合があります。
- 大きな物音を立てる
- 暗闇でスマホを見る
- 急に餌を変える
心当たりがある行動を一度止めてみると、うさぎの足ダンが改善するかもしれません。
騒音やソアホックへの対策もチェック
騒音対策としてはケージの下にマットや断熱シートを敷くのがおすすめです。ソアホック対策として、金属のすのこを使用している場合は木のすのこへ変えてみましょう。金属よりも木の方が足の負担になりにくいことで知られています。
まとめ
放っておくと怖いうさぎの足ダンについて解説しましたが、いかがでしたか?過剰な反応はNGですが、ほったらかしにするのも問題がある足ダンは対処が難しくかんじられるかもしれませんね。
しかし、ここを乗り越えればうさぎと飼い主の絆がより一層深まります。まずはじっくり原因を観察することから始めましょう。
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