今ペットとして人気急上昇中なのが、イモリです。まわりでも見かけることが多くなったのではないでしょうか?
「イモリが欲しいな」と思ったけれど、必要なものは?どうやって飼育したらいいの?など、初心者でも安心してイモリが飼えるノウハウをお伝えします。
イモリってどんな生き物?
イモリは両生類に分類される変温動物です。よく似ている響きのヤモリは爬虫類なので、名前は似ていても違う生き物です。
寿命もおよそ20~25年ほどと長いことも、愛着を持つ上で魅力の一つです。
水田や沢などの水辺で野生のイモリを見つけることができます。
飼うときに最低限何があればいいの?
いよいよお迎えを決めたけれど、飼育に必要な道具はなんだろう?と思った方に、最低限イモリに必要な道具をご紹介します。
- 水槽(30~60cm)蓋の閉まるもの。
※脱走するので必ず蓋をしてください! - 水草
- 陸地になる物
(流木や浮島、砂利で丘を作ることも可) - 砂利、底砂
イモリはエアレーションのポンプは必要ありません。ただし、両生類なので陸地は必要になります。
見た目を美しい水槽にしたい方は、砂利で丘を作ったり、水草をレイアウトしても楽しめます。
水換えを楽にしたいという方は、砂利はなくても大丈夫ですが、イモリが登ったりつかまったりするために水草や足場は作ってあげましょう。
ここを見よう!オスとメスの見分け方
イモリのオスとメスの見分け方は比較的簡単です。
まず、尾っぽの先が細くとがっている場合はオスです。メスの尾っぽは楕円形で先が丸く、先端が細くなっていないことで、見分けることができます。
また、発情期になるとオスのお腹の色が紫色に変わるなど、面白い変化を見せてくれます。
餌や水換えの目安はどのくらい?
餌は1週間に1~2回程度で、5分くらいで食べきる量をあげましょう。
イモリは餌をあげたらあげただけ食べてしまいます。
食べ過ぎると、消化不良を起こして動けなくなりますので、餌のあげ過ぎには注意しましょう。
餌は乾燥糸ミミズや赤虫で、お店でもイモリの餌が売っています。
水換えは水槽の広さや、飼育個体数にもよりますが、平均1~2週間に1回、カルキ抜きをしたお水で半分または1/3を水換えします。
飼育で気をつけるべきポイント
上記でもご説明しましたが、イモリの飼育で気をつけるべきポイントをまとめてご紹介します。
- 陸地を用意してあげること。
- 餌のあげ過ぎに注意すること。
- 水槽は清潔に保つこと。
ちなみに、イモリのお腹の色は自然界での「警告色」でもあるので、微量ですがフグと同じ性質の「テトロドトキシン」という猛毒を持っています。手に乗せたくらいでの被害はないようですが、目に入ったりすると炎症を起こすこともあるので、イモリと触れ合った際には、必ず手洗いを行いましょう。
イモリとの癒しライフのススメ
ここでは「イモリが欲しいな」と思った方が、イモリとの癒しライフスタートに必要なことをご紹介しました。
上手に飼育すれば、長く一緒に暮らすことができますし、大掛かりな手間や道具も必要なく、ちょっとしたスペースでイモリの癒しを楽しめます。
慣れてくると手から餌を食べたり、こちらに気づくと近寄ってきたりして、とっても可愛いですよ。
最後に、生き物はお迎えしたら、最後まで大事に育ててあげましょう。
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