高齢ペットへのケア

高齢社会。
これは私たちだけではなく、ペットも高齢の子が増えました。昔に比べて、薬の開発、そして診療にも進化があり、寿命が長くなっています。

薬はペット用が増え、診療に付随した検査も精度が高くなりました。また病院も個々の疾患における診療科が増設されたり、高度医療センターもできました。医療は発達しましたが、それに対するオーナー様への説明などがどうしても抜け落ちるところもでてきました。

フードやおやつ、そのほか毎日の生活のケアがなかなか十分な指導ができない場合も多く、高齢の子は特に慎重にならなくてはなりません。

今回は少しだけ、高齢の子のための例をあげてみようかと思います。

1.関節

これは大多数の高齢の子が罹患しています。

「うちの子はまだ元気!よく走るし!」

と言われる方も多いですが、病院でほかの診療で検査し、偶然関節に異常がみつかることが多いです。

知らないうちに関節は老化してしまいます。これは私たちも同じですよね。
若いうちから予防を心がけていただくようお話ししていますが、やはり、現実にその様子をみないと、なかなか予防というものはできません。

まずは一度関節のレントゲンを撮影し、もし見つかった場合にはサプリメントやフードでのケアが可能ですから、その疾患の状況でケアしてあげてください。

2.内臓(腎臓、肝臓、すい臓など)

臓器は悪くなってしまうと元にもどることはありません。薬やストレスなどでかなりの負担を受ける臓器です。
高齢の場合には薬も慎重に投与する必要がありますが、その理由には臓器への負担を減らすのが一番の理由です。フードやサプリメントでのケア、そしてペットへのストレスを少なくし、なるべく自然体でいられる環境を作ってあげてください。

食事の量が突然減ったり、また体重の減少はなにか問題があるかもしれません。

3.シニアフード

最近はフードも種類が増えましたが、シニア用というものをよくみかけます。もちろん高齢なので、それなりに考えられているものもありますが、ただ噛みやすい、消化に優しいなどの製品が多いこともたしかです。

高齢になると食事はさらに大切です。1や2であげた関節や臓器にも大きく影響します。フードはペットの体の基礎です。

筋肉や内臓などの強化にはあまり適さないものもありますので、体の状況にあったフードを選択してあげてください。たとえば関節強化のフードや腎臓や胃腸が弱い子のためのフードなど。おやつも多少はよいですが、なるべく控えて食事をしっかり取ることをおすすめします。

4.記憶からの行動

高齢になると、昔はできたことができなくなります。でもお父さんがよく子供さんの運動会で走って怪我をしたり、転んだり。そんな時には必ず「昔はもうちょっと走れた」という記憶から、今の体を考えることなく走ってしまう。それが転倒につながるってこともよく聞く話ですよね。

ペットも同じです。昔はできたと思うところから行動して、どこかに引っかかってしまったり、なぜか狭い場所に突っ込んでいってしまったり。高いところから降りられなくなったり。
と、色々ありますが、若かりし頃の記憶で行動することは危険なこともありますので、なるべく怪我のない生活ができるように、環境を変えてあげるなどの工夫をしてみてください。

 

いかがでしょうか。

高齢になると健康な子でも何かどこか問題が出てきたり、歯や目、ほかにもいろいろでてきます。過ごしやすい環境はその子その子でちがいますので、その生活スタイルや性格にあった環境を作ってあげてくださいね。

 


ライター:黒田さおり

薬剤師の資格を有し、動物を専門に栄養食やサプリメントを研究・開発をしている。海外の情報も積極的に取り入れ、自身で商品調達を行うこともある。

黒田先生がオススメの栄養食やサプリメントは、いぬねこサプリ.com から。


 

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