同じ犬種(猫)で同じ年齢の子、例えば10歳の犬や猫でも、見た目が老けていて元気がない子と、同じ10歳の子でも見た目若々しくて、年齢相応に見えない子の違いはなんだろう?と感じたことはありませんか。
今回の記事では、見た目が元気な子とそうじゃない子の違いについてお話ししていきます。
同じ犬種(猫)で同じ年齢の子でも見た目が違うのは何故?
小型犬より大型犬の方が年をとるのが早い、という話は聞いた事ありますか?
同じ犬なのに、大型犬と小型犬で年のとり方が違うということは、動物好きの人なら聞いた事があると思います。
しかし、同じ犬種(大きさ)で同じ年齢の子でも見た目元気がない子は老けて見え、元気がある子は若く見えるのは何が違うんだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
なぜこのことについて私が疑問に思ったのかというと、きっかけは今年(2019年3月)で16歳になったトイプードルの愛犬と散歩していた時の出来事です。
その日は元旦で、愛犬の散歩を兼ねて初詣に行きました。長い行列の中、私の目の前に頭だけピョコっと飛び出して大人しくカバンの中にいる一匹のプードルが…。
大人しくカバンの中にいたそのプードルは、一緒に来ていた私の愛犬と同じ犬種・同じ毛色(ホワイトカラー)だったので、思わずその子を連れてきていた人に声をかけたんです。話していくうちにその子の年齢が「10歳」である事にビックリしました。
私の愛犬より6歳も年が若いのに、見た目が老けて、元気がなさそうに見えたからです。私の愛犬は決して特別なケアをしているわけではありませんが、こんな体験を何度もしたので不思議に思い、見た目が元気な子とそうじゃない子の違いについて考えてみました。
見た目が元気じゃない、老けて見える子の特徴
- 太っている:
肥満・糖尿病のリスク - 毛並みが悪い:
内臓疾患のリスク - 毛が薄い:
皮膚病・ストレス・内分泌疾患のリスク - ベロが出ている:
口腔内トラブル・気官虚脱のリスク - 目が白い:
白内障のリスク - 鼻の色が薄い:
加齢・銅欠乏症のリスク - 鼻の先が乾いている:
加齢・自己免疫性皮膚疾患のリスク - 目ヤニ焼けして目の周りが黒い:
結膜炎・ドライアイのリスク - 歩いていても背骨が丸まっている:
変形性脊椎症のリスク
※上記の内容は起りうる病気のリスクを表しています。
見た目年齢=健康かどうかの判断材料にもなります。
もちろん年齢的に訪れる身体的変化や見た目が元気だから病気をしないわけではありませんが、上記であげられている項目は何らかの身体的不調が現れる『サイン』だと思いましょう。
見た目が若々しくて元気な子がしていること。していないこと。
- 毎日「待て」「伏せ」「お手」など頭を使わせている:
ボケ防止予防。 - 人間の食事はあげない:
塩分・糖分が多い食事は心臓・腎臓・皮膚病のリスクをさける。また、人とは必要とする栄養素がちがうので、人が食べる食事は犬にとって『毒』になる物が多い。 - 食事の量を与えすぎない:
肥満防止 - なるべくストレスを与えない:
毛並みが悪くなる・毛が抜ける・フケがでる。 - 赤ちゃん抱っこをしない:背骨を悪くさせる。
私が飼育しているトイプードルに関しては、特別な食事を与えたりはしていませんし、歯磨きもしていません。
一時は歯磨きに挑戦しましたが、かなり嫌がる様子を見て、幼い時から歯磨きの習慣がない子には辛いだろうと言うことで諦めました。
ですが、歯磨きをしない代わりに、歯磨きガムを好んで食べていたので与えていたくらいです。
日頃愛犬に意識させているのが、なるべくドッグランなどでリードを付けずに自由に歩かせること。あるいは、室内でなるべく体を動かすように遊ばせていましたよ。
犬も猫も同じ、見た目が元気な子とそうじゃない子の違い。
見た目が元気がない子というのは弱って見えるだけでなく、老けて見えがち。もしかしたら元気がなさそうなだけで実際は元気な子なのかもしれないし、ただ年をとっているだけなのかもしれません。
ですが、上記で説明したようなケアをしていくことで同じ犬種・同じ年齢の子をより若く元気な見た目に保つことは可能になり、また、元気な見た目は健康である証拠にもなります。
上記の内容では犬の事ばかりお伝えしていましたが、これは猫も同じです。
例えば毛並みが悪く、何となく疲れている様な見た目の子は、高齢である事が原因の他に、ストレスや内臓疾患の疑いがある事が見ただけで判断できます。
見た目で分かる病気のリスクはとても大きいので、愛猫や愛犬が同じ猫種・犬種で同じ年齢の子より少し老けてる?と感じたら「なんでだろう?」と疑問に持つことが大切です。
見た目が元気で若いから大丈夫というわけでもありませんが、飼い主が良く観察することが愛犬・愛猫の健康へとつながるでしょう。