幸せを運ぶハリネズミの針ってどんな役割があるの?

ヨーロッパでは、古くから人々の身近な存在で「出会うと幸せがやってくる」「背中に幸運をのせて運んできてくれる」という言い伝えもあるハリネズミ。幸運のシンボルとして、ハリネズミをモチーフにしたグッズも数多く販売されています。

日本でも数年前からハリネズミブームで、ペットとして飼っている方も多くなりました。コロンとしてなんとも言えないかわいさがあるハリネズミですが、名前の通り背中にびっしり針が生えていますね。ハリネズミの針にはどのような役割があるのでしょうか?

 

ハリネズミってどんな動物?

ハリネズミは、名前に「ネズミ」とついていますがネズミの一種ではないんです。ハリネズミは、モグラの一種なんだとか。野生のハリネズミは、モグラのように土に穴を掘って暮らしています。ペットとして飼育する場合も、狭くて薄暗い場所を作ってあげると安心するんだそうです。

ハリネズミの主食は昆虫やミミズなどですが、飼育する場合にはハリネズミ専用のフードがあります。ただ、ハリネズミは偏食と言われていて、それまで食べていたフードをパッタリ食べなくなることも多いようです。餌やりには少し工夫が必要かもしれません。おやつには、生きた昆虫やペットショップで販売されているミルワームなどをあげると喜びます。

日本で多く飼育されているのは「ヨツユビハリネズミ」という種類で、体長は約15~20cm、体重は約500~700gの小動物です。平均寿命は5~10年といわれています。

ハリネズミは臆病で警戒心が強い

背中を覆っている針をみても想像できるように、ハリネズミはとても臆病で警戒心が強い動物です。とても繊細で人に触られるのは苦手です。飼育する場合には、とにかく根気よくゆっくりとスキンシップを重ね、慣れさせていく必要があります。むやみに触ろうとすると、警戒心からすぐに「針のタワシ化」してしまうため、飼い主さんのケガも増えてしまいます。

 

ハリネズミの針は防御服のようなもの

ハリネズミの最大の特徴でもある「針」には、危険を感じたときに自分の身を守る役割があります。防御服や鎧のようなものです。身を守りながら相手を攻撃する動物もいますが、ハリネズミは攻撃型ではありません。

「シュッシュ」というような威嚇の音を立てることもありますが、針を使って攻撃をするようなことはありません。ひたすら自分の身を守るためだけに使います。まれに、頭の針を立てて突進してくることがありますが、よほどの身の危険を感じた際の行動と考えられています。敵から身を守るため以外にも、高い場所から落ちたときの「ケガ防止クッション」のような役割も果たしているんだそうです。

 

ハリネズミの針の正体は「毛」だった!?

かなり警戒しているときのハリネズミの針は触ると痛いです。防御のためにあるのですから、痛いのが普通かもしれませんが…。針の痛さは、針が引っかからない革手袋かなにかつけていないとケガをするレベルです。ですが、実はこの針の正体は「体毛」がまとまって硬くなったものなんだそうです。もともとは、フワフワした毛だなんて想像できませんね。

ヨツユビハリネズミのお腹には針が生えておらず、フワフワした毛で覆われています。背中側にいくにつれ、一本一本の毛がまとまって硬くなった針のようになっています。警戒心が弱まっているときは、針を寝かせている状態で、チクチクする程度で素手でも触ることができます。
※チクチクが苦手という人は手袋をしましょう。

 

まとめ

警戒心が強く、なかなか人に懐くのに時間がかかるハリネズミですが、針を立てて怒っている姿さえも癒される不思議な動物ですね。見ているだけで幸せな気持ちになれることも、幸運のシンボルにぴったりだなと思います。とてもかわいいので、つい触りたくなりますが、繊細でストレスにも弱いので、針を立てているときや丸まっているときには、そっとしておいてあげたいですね。

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