密輸される動物

世の中には動物の命を命と思わず、稼ぐための物として扱う人がいます。なぜそういった人達が後を絶たないのでしょうか?
普段動物を可愛がっている私たちもこういった密輸に拍車をかける行動をとってしまっているのかもしれません。

希少動物の密輸

密輸の背景には

コツメカワウソが密輸され摘発された事件はまだ記憶に新しい出来事です。こういった密輸の背景には、インターネットの普及によって手軽に動画などを見ることができることにも原因があるといえます。
今まで密輸されていた象牙や毛皮などとは違い、動画などで取り上げられ一躍人気が上がった動物などが密輸の対象になっているといっても過言ではないからです。
中々手に入らない希少動物は、どうしてもそのターゲットになってしまいます。

後をたたない密輸

需要がなければ供給もありません。飼いたい、手に入れたいという人がいるので厳しい取り締まりがあるにもかかわらず密輸は後をたちません。
そして、標的になる動物が国家財政の苦しい東南アジアやアフリカであることにも問題があります。
希少価値の高い動物は高値で売買されます。生活することが困難な地域に住む人々は生きるために密猟をする人もいます。こういった国では人々の生活水準を向上させることが最優先されるため動物たちの保護まで手が回らないのが現状であるといえます。

摘発されにくい!?

密輸された動物は、国内に入ると密輸なのか国内で繁殖されたのか不明な為、摘発は難しく国内に入る前に取り締まることが必要です。買い手は手に入ればそれでよいとし、売り手もまた売れればよいという悪循環が起こります。

動物達のために

国内で繁殖したものに関しては個体識別措置の徹底やマイクロチップを用いて登録情報をデーターベース化することが違法な密猟から動物たちを守る方法になるのではないでしょうか。

悲惨な状態での密輸

あらゆる手段で

生活の為とはいえ命を粗末に扱うことはあってはいけません。勿論、密猟、密輸もです。
しかし、命を命と思わず厳しい取り締まりをかい潜ろうとあらゆる手段で動物達を密輸しようとします。それは目を覆うほどです。
先に述べたコツメカワウソは手提げのカバンに詰められていました。すべて息絶えてしまいました。
また、希少鳥類は密輸の際、麻酔をされ排水管に押し込められていたり、雛をビニール袋に入れ運ぶ途中にほぼ全滅させてしまっていたというとても悲惨なこともあります。
絶滅が危惧されている哺乳類のセンザンコウは中国やベトナムで伝統薬の原料になり肉は珍味として価値があるため密輸が後をたちません。
対象になった何匹もの動物たちが命を落としています。

密猟させないための措置

インドネシアのコモド島ではコモドオオトカゲの密猟が多く、この密猟を防ぐために政府は観光客の島の出入りを禁止するとしています。
コモドオオトカゲの命を守るためには、そこまでしなくてはならないということがとても悲しいことだと思います。

考えるべきことは

一人一人の意識

人気であるといった理由や可愛いという理由で気軽に飼ってみたいなどということは、こういった密猟の組織がなくならない原因の一つではないでしょうか?動物たちの動画サイトをみて可愛くて癒されるのも確かです。楽しみの一つとしても必要です。
しかし、こうして密輸された動物たちは、犬や猫などを飼う時にどの様な生態なのか詳しく調べ、検討に検討を重ね飼うかどうか決めるのとは全く違い、その動物が人と暮らすことに適しているのか、暮らすための環境はどうなのか?もっとずっと詳しく生態について調べなくてはいけないと思います。
密猟された動物たちは、少なからず気軽に飼えるようなペットにはならないはずです。

まとめ

言葉を話せない動物たちが人間に対してどの様な思いで命を落としていったのか考えただけで胸が痛みます。
しかし、日本のように恵まれた国とそうではない国では人々の考え方も違うと思います。
とても難しい問題ですが、密猟という動物の命を脅かす犯罪はそういった国々での人々の暮らしを向上させ、人々が安心して暮らしてこそ抑制されていくのではないでしょうか。
日本でのアルバイト感覚の密輸も社会的にもっと取り上げ、そこに至った背景を考える必要があると思います。
一人一人が命の重さを感じられる世の中になってほしいです。

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