台風19号がおおきな爪痕を日本に残していきました

被災された方々にはお見舞い申し上げます。
またペットと過ごされている方々のために、今回このあと気を付けてほしい感染症について少し書いておこうと思います。

特に浸水は今現在も汚水と混じることが多く、昔ほどではないですが感染症の発生にはもってこいの状況となってしまいます。私たちよりも弱いペットには耐えられない病気もいくつか存在しますがそのなかの1つです。

恐怖のウイルス「パルボウイルス」

ペットと暮らすということは、その子の命に対して責任を持つことであると考えます。かわいがっていても突然病気になってしまい、その病気の存在自体を知らなかったり、間違った情報を信じて悲しい別れを経験された方もいらっしゃると思います。

今回は、そういった猫ちゃんの病気の中で、特に知っておいていただきたい非常に感染力の強いウイルス、「パルボウイルス」についてお話しようと思います。猫ちゃんの保護をされている団体さんや獣医さんの話をもとに、お話しようと思います。

「ワクチン未接種の子が・・」

保護した際にはみんなおとなしく見た目はとても元気でした。毛並みも綺麗で病気なんてみじんも感じられない程だとしても危険です。

例えば家猫さんがワクチン接種を2回おこなっていたとしても、保護した猫さんがしていない場合にはパルボウィルスに感染していきます。

ワクチン接種をして、その病気にかからないかといえば、それは絶対ではありません。どうしてもその子の体質によって、うまく抗体がつかずに、発症してしまう場合があるのです。

「自身が病原菌の媒介者に」

このウイルスは、ウイルスの中でも最も小さく、自然界のどこにでも存在するため、私たち人間の靴の裏にくっついて外から入りこむこともあります。

保護したその足で獣医さんにいって検査をしたあと自宅に連れ帰り、保護猫さんと家猫たちとは隔離して、触った手は必ず洗い、衣服も靴下も交換してから家猫たちと触れ合っていたとしても、自分自身についたぬぐいきれない病原菌によって、媒介者となってしまいます。

そのため保護した動物はまず動物病院に入院させ、全ての状況がクリアになり、1回目のワクチン接種後、体調に変わりないことを確認するまでは、自宅に家猫さんがいる場合には保護した猫さんを連れ帰ってはいけません。
その疾患にかかったとしてなんとか助かった場合でも、その子にはそれなりに身体に残ってしまうものもあり、治療を余儀なくされてしまいます。

り患した猫ちゃんたちは、あっという間に命の火が消えていってしまう可能性の高い感染症です。

猫のベッドやタワーはもちろん自宅のカーテン、畳、カーペットは焼却処分。壁紙は専門の業者さんに依頼して消毒をしなければなりません。

獣医さんのお話では生き延びた子たちの検便と血液検査を定期的に行い、排便時に排出されるウイルスがなくなり血液検査の結果が白と出るまで新しい猫の迎え入れ、保護は厳禁ともいわれます。

予防は大事です

ワクチンのおかげで命を救うことのほうが多いのですが、それでもかかってしまう子もいます。

ワクチン接種に関してはいろんな情報がありますが、自分自身で判断するのではなく経験豊富な方々にお話を聞いたり、また接種に関してはきちんと獣医さんと話し合い、その上で接種するかしないかを決めることが大事だと思います。

愛する子が幸せに生きられる方法、それは触れ合うこと。すなわち手当て、イコール治療。

病気というものはいつ襲ってくるかわかりません。予防をしていても、健康体でも突然襲ってきます。当然それは、我々人間も一緒です。愛犬愛猫を守るという意味でも、病気のことをすべて獣医さんにお任せするのではなく、その病気をまず知る、ということだと思います。

その上で、獣医さんと共に手を当てて看病する、それが「手当て」であり、本来の「治療」であると思います。

 


ライター:黒田さおり

薬剤師の資格を有し、動物を専門に栄養食やサプリメントを研究・開発をしている。海外の情報も積極的に取り入れ、自身で商品調達を行うこともある。

黒田先生がオススメの栄養食やサプリメントは、いぬねこサプリ.com から。


 
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