不遇な環境のペットについて考える

急にまた寒くなり、初雪の観測まで。
富士山も綺麗に冬化粧されていました。

寒くなるとお外にいる猫ちゃんたちのことも気になりますが、繋がれたままお外で寝ているわんちゃんも気になるところで。

先日、川崎の愛護センターで開催された浅田美代子さんと西山ゆう子先生の講演会に行ってまいりました。

浅田美代子さんは今多頭崩壊や違法でブリードしている現場などをまわられ、そして環境庁などとの話し合いをして、ペットが育まれる環境を少しでも良くするために、まわられています。

皆様もご存知かと思いますが、福井の子犬工場やパピーミルなどのすさまじさは想像を絶します。
こんなことを言っては不謹慎ですが、よく癌や不治の病で苦しむ方々が、

「治療ができない、ただこのままでいるだけなら、早くこの痛みや辛さから解放されたい。」

とおっしゃいますが、寝ることもできない狭いケージのなかにいれられて、出産させるだけのために生かされている子も同じように思ってるのではないだろうか…とおもうほど、悲惨な現場です。

西山ゆう子先生はアメリカの現状もお話されていましたが、やはり日本は行政の動きももちろんのこと、制度がそろってないのが問題点だと思います。

欧米諸国からみたら日本の法律や行政のやりかたなどは疑問点も多いのかもしれません。
しつけをする場所もほとんどない状態できちんとした飼育……はなかなか難しく、なにかあったときも、インターネットでの検索がほとんどで病院にかかるまでに、かなり時間がたってから受診するため、病気が進んでいて、治療費が払えないからと放棄してしまったり。

老犬ホームも多くできてきましたが。
お金のある人だけが入れられるような状況でもあり、またこれも危険な業種だと浅田美代子さんはお話されていましたが、私も思いました。

適切なガイドラインもない状態なのに、老犬をあずける……どこまで法律がおいついているやら
とも思いますが、裁判沙汰になったとしても、ペットは「命」ではなく「物」なので、罪もそれなりに軽くすんでしまいます。

まだまだこれから考えなければならないことが多いのにも関わらず、ペット産業だけがすすんでしまい、そちらのペットを育むことについてのきちんとしたガイドラインがないままなので可哀想な子がたくさんいる状態です。

川崎の愛護センターはとても綺麗な施設でしたがそんなところばかりではないですし。

みんなで考えなけれはならないことが山積みのペット問題。
私も自分のできることからやっていこうと思いますが。

皆様も次、家族を迎えいれるときには、少し愛護センターのことも頭にいれておいて見にいってください。
不幸な子が1頭でもいなくなりますよう。

 


ライター:黒田さおり

薬剤師の資格を有し、動物を専門に栄養食やサプリメントを研究・開発をしている。海外の情報も積極的に取り入れ、自身で商品調達を行うこともある。

黒田先生がオススメの栄養食やサプリメントは、いぬねこサプリ.com から。


 
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