桜も満開をすぎ、葉桜になってきていますね。
暖かい日も増えましたが、まだ朝や夜は冷える日もあります。
春に気をつけたい病気の第2回は、胃腸炎について書きたいと思います。
生活の変化から来る病気
ちょっとドッグランにお出かけしたり、わんちゃんのイベントも増えてきて、外出する機会も多くなる季節です。そうなると、車に乗ったり、慣れない場所でたくさんの人や犬とふれあったり……
気晴らしにもなりますが、ストレスになる要因も同時にあります。
そうなると1番影響うけやすくなるのが、胃腸です。
おやつの量が増えたり、運動量が増え食べる量が増えたり…普段と変わる生活をすると、それなりに影響をうけます。
気温も上がるので思ったより水分を摂取しなければならないかと思います。特に気温の変化のあるこの時期は少し胃腸に負担がかかり、体調を崩してしまう可能性があります。
また食事量やおやつの量も気をつけていても、食べすぎてしまうこともあります。
そんなときには、下痢気味になったり、ひどいと吐いてしまったり。
慌てることも多いかもしれません。
まずはお出かけするときには、おやつやご飯の量を気にしていること、そして食べすぎたと思った時には夜ご飯を少し減らしたり、消化の良いものに変えたりすることも必要かと思います。
症状の悪化はなるべく早く病院に
下痢などになった場合には、体内の水分が不足することで痙攣を起こしてしまうこともあります。あまりひどいときにはすぐに病院にかかりましょう。
軽い下痢の時は1度食事の間の時間を長くするか、または量を減らし、消化の良いものをあげて、1週間ほど様子をみていると徐々に回復していくと思います。
3日すぎてもひどい下痢のときには、必ず病院にかかりましょう。
春先で1年の体調が決まってしまうかも・・・?
また胃腸の不調は皮膚被毛、腎臓肝臓にも影響します。そうなると体力もダウンしてしまいますので元気もなくなってきます。
季節の変わり目、特に寒い冬から暖かい季節の春になるときには胃腸の調子を整えていくことで、
わんちゃんの1年の体調に影響するといっても過言ではありません。
春先の胃腸炎には気をつけて、イベントやお散歩を楽しんでくださいね。
ライター:黒田さおり
薬剤師の資格を有し、動物を専門に栄養食やサプリメントを研究・開発をしている。海外の情報も積極的に取り入れ、自身で商品調達を行うこともある。
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