ペットのお薬はだれが?

12月は師走といいますが、誰もが忙しく慌ただしくなる時期……ですね。

予定がたくさんで皆さんも年末年始のご準備で
慌ただしく駆け回ってみえることでしょう。

先日大学でセミナーをしてきました。
薬剤師の卵さんに3時間ほど話をしたり、考えてもらったりするのです。
今の法律での薬剤師は人間のお薬を扱う方々がほとんどなので、動物用医薬品にふれることはないのですが、ペットにも人間用のお薬をかなり使用していることもあり、そのような勉強もよいのではないか?
ということで講師を引き受けました。

 

✩.*˚ペットのお薬はだれが?

そうですね。ペットのお薬は獣医師が見立てて、動物の看護師さん(国の免許ではありませんが)がお渡しします。
ただし、薬剤師ではないので、飲み合わせなどは説明はできないかもしれません。

不思議なものです。

人間用医薬品を扱っているのに、薬剤師が薬を出さない。
私からすると、とても違和感でしかない行為です。
薬のインフォメーションもないまま、飼い主さんが飲ませると思うとちょっと……危険が多いお薬もあるので、これは本当に改正してほしいことのひとつです。

先日も痙攣のお薬が……というお話を聞きましたが、結局抗てんかん薬でした。
ペットのてんかんは判断がつきにくく、なかなか難しい病気です。
ただの痙攣がてんかんであった場合、薬を頓服で飲ませてしまうと、次の発作では効果がさがります。

痙攣起こしたら服用……なんてやり方はだんだん効果がなくなるため、危険極まりないということになります。

 

✩.*˚すべては小さな命のために

先日お出かけ中のシバ犬ちゃんに会いました。
お母さんがお店にお買い物している間に、お父さんとお外で待ってます。

お母さんがお店からでてくると、「きた!」って体中で表現したその姿は本当に可愛く、また「信頼」が感じられました。

家族ですよね。

だからこそ、きちんと知って欲しいし、知らなくてよいことなんてないのだと思います。
薬についても、こんな今の状態に警鐘を鳴らさなければならないのに、ほかのことだけがどんどん進んでしまっているような気がします。

私が大学の講義で皆さんに

今後皆さんが扱うのは「薬」かもしれませんが
その先の「命」を扱うと思って勉強してください

とお願いしました。

薬を薬局でピッキングするのはもちろん大切なことですが、その先にこれを服用する人がいて、そしてその人の体を左右するものに変わります。

本来これはペットと同じなのに、それがなされてはいません。
私はペットにも同じように薬剤師が薬をだして、きちんとした説明ができる場所ができるように、色々な方向から努力していきたいと思います。

 


ライター:黒田さおり

薬剤師の資格を有し、動物を専門に栄養食やサプリメントを研究・開発をしている。海外の情報も積極的に取り入れ、自身で商品調達を行うこともある。

黒田先生がオススメの栄養食やサプリメントは、いぬねこサプリ.com から。


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