高齢フェレットに多い!脾臓肥大について解説します!

フェレットの医学や研究は犬猫に比べると、まだまだ発展途上で「どうしてこんなに疾患が多いのだろう」と思わされることが多々あります。
そんな中でも「脾臓肥大(ひぞうひだい)」は5歳を超えた高齢フェレットに多い異変のひとつです。
シニアフェレットと暮らした経験のある方は、もしかしたら一度は経験したことがあるかもしれませんね。
今回は、高齢フェレットに多い脾臓肥大について、症状を緩和するための対処法なども含めて解説していきたいと思います。

フェレットの脾臓って何をしている臓器なの?

フェレットの脾臓は、フェレットと正面同士で向き合ったときに、右わき腹の方に確認することができる臓器です。
脾臓の働きとしては、「古くなった赤血球を破壊して除去する」「免疫機能に必要なリンパ球を作る」「血小板の貯蔵庫の役割」が主なものです。
お母さんフェレットのお腹にいる胎子の頃には、脾臓が血液を造り出す「造血機能」という役割も果たしています。実はココが結構大切なので覚えておいてください。

どうして高齢になると脾臓が肥大してしまうのか?

フェレットは4歳からを「シニア期」と呼ぶことが多いのですが、さらに5歳を超えてくると、脾臓が大きくなってしまう「脾臓肥大」に悩まされることが少なくありません。
では、なぜ脾臓が肥大してしまうのでしょうか。
原因は様々で、フェレットの三大疾患と言われている「インスリノーマ」「リンパ腫」「副腎疾患」はもちろんのこと、その他にも内臓の炎症、感染症、髄外造血、脾腫などがあります。
また、人間が保持している細菌やウイルスに感染して、時間の経過とともに肥大してしまうという研究結果もあります。

フェレットの脾臓摘出手術は慎重に!

脾臓肥大の原因として一番多いのは、髄外造血という「本来ならば骨髄で造られるはずの血液が脾臓で作られてしまう」という病気です。
これは最初に記載した「胎子の頃には脾臓で血液を造っていた」という機能が元々備わっていたことから、特に珍しい病気ではありません。
脾臓の細胞を一部取り出し、病理検査に出すことで「髄外造血なのか否か」または「悪性なのか良性なのか」を知ることができます。
もし髄外造血の場合には血液検査を定期的に行い、貧血などが無ければ経過観察となることがほとんどです。

脾臓に血腫がある場合は破裂の危険が!

フェレットの脾臓肥大で一番注意したいのが、「血腫」です。これは、獣医さんによる触診でも発見することが可能となっています。
血腫があると、ちょっとした刺激だけでも脾臓が破裂する可能性が高いので、脾臓自体を摘出する手術を行うケースが多いです。

血腫に気付かず放置してしまった場合には、実際に脾臓が破裂しお腹の中で大出血を起こしてしまったフェレットも少なくありません。
破裂が起きると、急激に貧血状態となるため「鼻や肉球が真っ白になる」「ぐったりする」という、飼い主さんが見てもわかる症状が出ます。
その際は、迷っている時間はありません。一刻も早く動物病院へ連れて行きましょう。脾臓破裂の場合には間違いなく、即手術となります。

脾臓が肥大してしまったフェレットにしてあげたいこと!

高齢フェレットの脾臓が肥大してしまい、それが血腫ではない場合には、ホットタオルを脾臓に当てて血の巡りを良くしてあげましょう。
脾臓に溜まった血液を散らすというイメージで行うと良いでしょう。
また、貧血対策として日頃から鉄分等が含まれているサプリメントを与えることも大切です。フェレット用のサプリメントも販売されていますし、犬猫用のものを動物病院で処方してもらえることもありますので、獣医さんに相談してみてください。

【まとめ】脾臓肥大してしまったフェレットも長生きできる!

実際に5歳を超えて脾臓が肥大しても、7歳や8歳まで寿命をまっとうできる子も大勢います。
適切な検査と通院を怠らずに、脾臓肥大とは上手に付き合っていきましょう。

 

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