【パグ週間】(4)知っておきたい防ぐことのできるパグの病気と病院との付き合い方

愛犬が走りまわる姿を見ているだけで飼い主さんは幸せを感じます。でも時に病院のお世話になることもあります。
実際のところ、病院とのお付き合いは子犬の頃から始まっているとは思いますが、大切な愛犬を安心して任せられる病院との出会いは、愛犬のその後の成長に大きく関わってきます。
今回は気をつけて欲しいパグの病気と病院についてお伝えしたいと思います。

パグが病気より怖いもの。それは麻酔!

病気の疑いがあって病院に行くと、獣医さんは必ず病気や手術以上に麻酔が心配だと言われます。鼻の構造上仕方がないことですが、経験を積んだ獣医さんですらパグの麻酔は難しいとおっしゃいます。ですから愛犬の命を預ける獣医さんを選ぶのは本当に大切です。

信頼できる獣医さんを選ぶ

口コミやネットの情報を元に病院選びをされることもあると思いますが、ある人にとってはいい先生でも、別の人にとってはそうでもないと思うこともあります。最終的には飼い主さん自身の判断になりますが、いくつかの判断材料をお伝えします。

  1.  質問をする
    まず、ここまでの経緯を話しどんな点が心配か伝えます。そして質問してみて下さい。先生はどんな反応をしますか。
     
  2. 話をよく聞いてくれる。
    心配なことは何でもですが、関係ないと思うことでも伝えられるでしょうか。
     
  3. 分かりやすい説明をしてくれる。
    初めてのことばかりで聞きなれない言葉がでてきた時、あるいは手術を薦められた時に、それがどういうものか、手術はどうしても必要か、しないならどうなるか、など突っ込んで聞けることは大切です。
    そして最終的にその先生の説明を聞いて納得できますか。不安がなくなるでしょうか。

こちらが納得して決定するだけの情報をもらえることが大切ですので、コミュニケーションは「信頼できるか?」の大きなポイントです。
秘訣は相手に敬意を持った話し方をする事。話し方次第で関係は変わります。

避妊手術をするかしないか

獣医さんの多くは当たり前のように避妊手術を薦めます。色々な病気を回避できるという理由からです。ですがパグの場合手術より怖い麻酔の危険があるので簡単にはいきません。

自身の事例を紹介しますと、最初の子は避妊手術をしませんでした。結局子宮の病気は一つもなりませんでした。
次の子は6歳で手術をしました。なぜこの時期かというと、生理の度に膣脱がありその大きさがどんどん大きくなっていったことに加えて、肛門の中にも腫瘍ができてしまい手術を避けられなかったからです。

この時はお世話になってる獣医さんが手術の内容とパグということもあり、別の病院を紹介して下さりそちらで手術しました。担当して下さった先生と納得いくまで話せた事と、手術する際の執刀医の先生だけでなく麻酔担当の先生からも説明を受け、これだけの専門の先生にお世話になるのなら、何かあっても受け入れられると思えました。

避妊手術をするかしないかは飼い主さんの考え方に大きく依存するので、飼い主さん自身が納得いくまでよく考えた方が良いです。愛犬はその決定に従うしかありません。
基本的に獣医さんは外科医なので手術は薦められると思います。もし避妊手術をするという決定をする際には、麻酔を十分考慮して下さる先生である事が大切だと思います。

フィラリアとフロントライン

この2つは犬にとってずっと付き合っていくお薬です。特にフィラリアのお薬は忘れると大変な事になりますので気をつけて下さい。フィラリアもフロントラインも病院によって薬が違います。

大きな粒状の薬やおやつのように食べるタイプ。どちらも愛犬にとって気に入らないと、チーズで巻いても何しても薬だけ上手に残してしまいます。最近ではフィラリアとフロントラインが一度にできる「ブロードライン」といった背中に液体を注入するタイプがあり、こちらもおすすめです。

かかりやすい病気 鼻孔狭窄 軟口蓋過長症 熱中症

犬も人間と同様に様々な病気にかかります。書ききれない程です。それでパグにとって危険な病気でも気をつける事によって防ぐことができるものについてお伝えします。

鼻孔狭窄

鼻の穴やその奥の気道が極端に狭い為に呼吸が荒くなり呼吸困難になります。興奮したり暑さによって症状が悪化するので、その点気をつければ上手に付き合っていけます。

軟口蓋過長症

元々パグは喉の奥にある軟口蓋(なんこうがい)が太く分厚いので、空気の通り道が塞がり易く常に呼吸困難状態です。ですから息がガーガーいったり、食べたものをガガッと吐き出したりします。太ると軟口蓋が塞がり更に危険になります。

また初夏からの日照りの強い時のお散歩は要注意!この時期は飼い主さんも油断してしまう時期です。「これくらいは大丈夫かな」とお散歩に行き愛犬が暑さでガーガーとなってしまうケースはよくあります。ひどくなると息が止まったり、長くなった軟口蓋切除手術といった深刻な事になってしまいます。

熱中症

熱中症は真夏だけでなく5月頃から気をつける必要があります。車の中でも日差しが強ければエアコンを入れて下さい。喉がガーガーいったら保冷剤を両脇に挟んでクールダウンさせます。涼しくなればピタッと大人しくなります。

もし愛犬が暑さでぐったりしてしまったら、もちろんすぐに病院に行って欲しいのですが、おうちでしたらバスダブにお水を張ってそのまま愛犬を入れて冷やします。とにかくすぐ冷やす。これが大事です。

まとめ

パグは基本的にとても我慢強いです。飼い主さんに心配かけないように自分は元気だよと一生懸命元気なふりをします。気がついた時には重症になっている事もあります。病気はサインがあるといいますが、全てを飼い主さんが見つけることはできません。できる事はパグに関する知識を増やして防げるものは防いであげることです。

とにかくパグを飼ったら温度管理は何より重要です。初夏から車やお部屋のエアコンをつけ、寒いくらいにしてあげるなら呼吸器系の病気にかかるリスクは減ると思います。愛犬の健気な演技に騙されないように、ちょっとした変化に気づいてあげて下さい。

 

🐶きゅーぺっつマガジンの他のパグの記事をよむ🐶

【パグ週間】(1)パグの赤ちゃんが来た!子犬のために準備する5つのこと。

【パグ週間】(2)これだけは知っておきたい!パグの育て方

【パグ週間】(3)パグの介護 愛犬が心地よく過ごすために必要なもの