フェレットのインスリノーマは食事管理と応急処置が大切!

インスリノーマはフェレットの三大疾病のひとつで、副腎腫瘍・リンパ腫と並び、高齢のフェレットに多くみられる病気です。
この記事を読んでいる方の中には、もしかしたら「大切なウチの子がインスリノーマと診断されてしまった」といった飼い主さんもいるかもしれませんね。

「インスリノーマってどんな病気なの?」
「飼い主として何をしてあげるのが良いの?」

このような疑問や不安をお持ちの方に、今回はフェレットのインスリノーマと上手に付き合うために重要な「食事管理」についてお話をしていきます。
まずは、インスリノーマという病気について、きちんと知っておきましょう。

インスリノーマってどんな病気?

インスリノーマは膵臓(すいぞう)に腫瘍ができ、血糖値が下がる病気です。
5~7歳頃に発症することが多く、フェレットの疾病の中では特に珍しいものではないのですが、発作を起こすと命に関わることもあるため軽視してはいけません。

「なんとなく寝てばかりいる」「歩き方がヨタヨタしている」「ボーっとしている」などは、インスリノーマの初期や、血糖値が若干下がってしまった際によく見られる症状です。さらに悪化すると急激な血糖値の低下で、「低血糖発作」を起こすことがあります。
低血糖発作の症状は主に「ぐったりする」「震える」「前脚で口元をかく」などです。もっと酷い場合には「失禁する」「けいれんを起こす」「意識を失う」などの症状が現れます。

これは膵臓にできた腫瘍が悪さをして、インスリンを大量に分泌することが原因です。
「手術で腫瘍を取り除いてあげることはできないの?」と思った方も多いでしょう。もちろん、インスリノーマの腫瘍は手術で摘出することができます。
しかし、手術を受けたフェレットさんの7割以上が再発するといったデータがあるのです。
「手術してから2か月で再発しちゃった…」という飼い主さんもいるほど、インスリノーマは完治させることが難しい病気のひとつだということを知っておきましょう。

低血糖の発作を起こさないためにできること!

インスリノーマで一番怖いのは、低血糖による発作です。
動物病院では、血糖値を安定させるために「ステロイド」を飲み薬として処方されることが多くなっています。信頼できる獣医さんに処方された薬は、飼い主さんの自己判断で増減してはいけません。

インスリノーマと診断されたフェレットと暮らす飼い主さんに、お家でやってほしいのは「食事管理」です。
フェレットも食事をすると、人間と同じように血糖値が上がります。インスリノーマで血糖値が下がりやすくなっているフェレットには、できれば3~4時間おきの給餌が理想的です。

フェレットは犬や猫と違い、食べ物を消化して排せつするまでの時間がとても短いのはご存知でしょうか?
インスリノーマの場合には、空腹の時間を作らないことが望ましいので、こまめにご飯を食べさせるようにしましょう。
カリカリを食べてくれないときには、「ふやかし」や「スープ状」にしたものをあげると喜んで食べてくれることが多いですよ。

とは言っても、会社勤めをしている方はこれだけ短時間サイクルで「ご飯を食べたかチェック」をするのは難しいですよね。
もちろん飼い主さん自身も睡眠をとらなくてはいけません。
飼い主さんがグッタリしながら介護をしていると、大切なフェレットさんにも気持ちが伝わってしまいます。
介護は「自分が最大限できる範囲で行う」ことも大切です。

インスリノーマの低血糖発作が起きたらどうすればいい?

低血糖の発作は、突然やってくることもあります。
特に多いのは、「朝起きた時」「仕事や学校から帰ってきた時」など、長時間目を離していたときです。
激しい低血糖発作が起きた場合には、ガムシロップなどの「ブドウ糖」を歯茎に塗り込み、強制的に血糖値を上げる処置を行いましょう。

ブドウ糖での応急処置は、あくまでも「緊急時」の処置に過ぎません。
強制的に上げた血糖値はその後、急激に下がる可能性が高いのです。
処置を行うと同時に、かかりつけの動物病院に電話をして「低血糖発作が起きたこと」「ガムシロップで応急処置をしたこと」を伝え指示を仰ぐか、すぐにタクシーや車で病院へ向かうようにしてください。

もしも深夜などで動物病院が開いていないときや、近くにフェレットを診てくれる救急病院が無いときには、応急処置をした後にフェレットが落ち着いたのを確認してから「給餌」を行うようにしましょう。
ご飯を食べさせることで、急激な血糖値の低下を防げることがあるので、慌てずに落ち着いて対処してくださいね。

まとめ

今回は、「フェレットのインスリノーマと上手に付き合うには食事管理が重要」という内容を中心に、インスリノーマについてお話をしてきました。
フェレットは高齢になると、病気が多いのが現実です。
いざという時には、飼い主さんがしっかりと守ってあげてくださいね。

 

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