さまざまなサインが教えるプレーリードッグの病気について

はじめに

北米大陸が原産のプレーリードッグ。ユーモラスな表情やしぐさから、一度は飼ってみたいペットとして人気を集めていますが、現在輸入が禁止されていることをご存知でしょうか。そのため、個体の高齢化による病気が問題視されています。もちろん、国内繁殖による若く元気なプレーリードッグもいますが、元気の良さが病気に繋がるケースもあるのです。

毎日の様子からわかるプレーリードッグの病気と対処の必要性

重篤な事態を招く病気の始まりは、普段にはない様子から伺い知ることができます。問題なのは、普段とは違う様子が重い病気に結びついているとイメージできないことでしょう。クシャミや鼻水の原因が歯根部の異常とは、なかなか想像できないものです。
プレーリードッグの様子は体の異変を知らせるサインの一つです。普段にはない様子から導き出される病気を知ることで、適切な対処を取ることができます。
ここからは、毎日の様子からわかるプレーリードッグの病気についてご紹介します。

クシャミや鼻水は鼻炎が原因とは限らない?

プレーリードッグの歯牙腫(オドントーマ)は、呼吸困難を引き起こす病気です。発症する原因は、落下による衝撃で切歯が折れる、歯根部への強い負荷などが挙げられ、特に運動量が活発な若い個体には注意が必要といえるでしょう。

この歯牙腫の初期症状が、切歯や歯根部とは関係性がないと思われるクシャミや鼻水です。日頃にはないクシャミや鼻水の症状は、一般的な鼻炎と捉えがちですが危険な病気を知られるサインであることも心得るべきです。

病気の症状が進むにつれ食欲不振にともなう体重の減少、また、気道が塞がれるため呼吸音が荒くなります。歯牙腫は、一度発症すると自然に治癒することはない病気です。そのため、プレーリードッグの症状を軽いものとは思わずに、専門医にみせることが早期回復へと繋がります。

便秘は一刻を争う病気を知らせるサイン

最近、プレーリードッグが長い時間トイレでじっとしていることはありませんか。日頃みられないこの様子は便秘の可能性があり、プレーリードッグの便秘は、ストレスや脱水、食物繊維の不足が代表的な原因です。

ストレスによる便秘は日頃の運動や飼育環境の変化で改善。また、水分の豊富な野菜を食事メニューに加えることで脱水や食物繊維の不足も解消されます。しかしながら、これらの対処法が効かない病気が腸閉塞です。

腸閉塞は異物が腸に詰まることで発症しますが、これは周囲のものを齧るプレーリードッグの習性に起因します。本来の餌以外の異物を口にしてしまうことは、野生環境においてもみられるケースですが、自然よりも人工物が多い屋内環境では危険度が大幅に上昇するといえるでしょう。

腸閉塞は、一刻を争う病気と心得るべきです。一日の遅れがプレーリードッグの生命のリスクを高めるため、ただの便秘とは侮らず早急な診察を心掛けましょう。

血尿は結石や子宮の病気を知らせるサイン

高齢なプレーリードッグやメスのプレーリードッグに多い症状が血尿です。血尿は結石や子宮の病気を知らせる明確なサインの一つといえるでしょう。高齢な個体が示す血尿は、膀胱結石や尿管結石など尿の生成と排出の異常が挙げられ医療機関による処置が必要です。

プレーリードッグのメスが血尿を起こしている場合、結石よりも子宮の病気を発症しているケースが高いといえます。血尿から内膜炎や内膜過形成などが導きだされますが、いずれもそのままでは、生命に危険を及ぼします。

外科的治療が施される大掛かりな対処が一般的ですが、プレーリードッグの命には代えられない処置と心得るべきでしょう。

まとめ

ここまで、プレイリードッグの病気について紹介しました。病気の早期発見には、プレーリードッグの異変を知らせるサインを見逃さないことです。そのためには、日頃の様子を観察していることが大切。愛情を持って触れ合いながらも、注意深く観察していることで普段にはない異変を感じ取ることができることを心得るべきでしょう。

 

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