ペットというより家族?魅力的すぎるキャリアチェンジ犬

犬を飼うと決めたら入手先はどこにしますか。意外と知られていないのですが、キャリアチェンジ犬を迎えるという方法もあります。今回は盲導犬のキャリアチェンジ犬に焦点を当て、その魅力や引き取り方について紹介していきます。

盲導犬のキャリアチェンジ犬って?

盲導犬候補のうち盲導犬に向かないと判断され、進路を変更した犬のことをいいます。その後は、盲導犬のPR犬として活躍したり、一般家庭のペットになったりします。キャリアチェンジになる理由は、元気すぎる、乗り物が苦手など様々です。犬種はラブラドールレトリーバー、ゴールデンレトリーバーがほとんどです。

素晴らしい血統

盲導犬に適した条件として、落ち着いた性格、高い学習能力、人への厚い信頼、確かな骨格、罹患しにくい体質などがあります。ですから協会では、優秀な犬の誕生のために徹底したブリーディングをおこなっています。その血統は、協会内だけで扱われ、決して市場には出てきません。

しっかり受けたしつけと、トラウマのない心

1歳までのしつけが犬の一生を決めます。盲導犬候補のパピーはボランティアによって、協会の指導の下、一貫したしつけを受けて育ちます。また、幼いときに受ける悪い経験はトラウマを作ることになりかねません。それはのちに矯正の聞かない悪いクセにつながるので、安全はとくに重要視され、その中で大切に育成されます。そのような環境で育った仔犬は健やかな心をもつ犬に成長し、訓練を受けるにふさわしい素地を身につけているのです。このことはキャリアチェンジ犬がよい家庭犬となる理由にもなっています。

引き取る方法

譲渡条件は団体によって違いはありますが、おおむね次のようになっています。
① 室内で飼うこと
② 留守がちにしないこと
③ 健康管理に留意すること
④ 最後まで愛情をもって飼育できること
これらの条件を満たし、キャリアチェンジ犬受け入れボランティアとして申し込みをすれば、あとは連絡を待つのみです。

家庭犬にキャリアチェンジしたあと

譲渡される犬は2歳前後の元気な盛り。しつけや多少の訓練を受けたことはあるものの、訓練所を一歩出た犬は、ただの甘えん坊で遊び好きな犬です。一日のんびり過ごすこともあれば、手の込んだいたずらで家族の気を引こうとする日もあります。賢いだけに手を焼くこともありますが、家庭内のルールをきちんと教えていけば、落ち着いた素晴らしい犬になっていくでしょう。

訓練用のハーネスを取ってしまった犬は、歩行の誘導などはしてくれません。ですが、人への強い信頼と愛情は持ち続けるのがキャリアチェンジ犬の本質です。ぜひ家へ迎え入れてみませんか?素晴らしい家族になってくれることに間違いありません。