ワンチャンの引っ張り癖が直らない?「お父さん」になれば改善するって本当!?

「腕が抜けそう」そんな言葉をもらしたくなる犬の引っ張り癖。
急に引っ張られて転んだり、犬種によっては首輪で気管が潰れたりすることもあり、引っ張り癖が引き起こすデメリットは数々あります。
また犬のわがままは引っ張り癖が原因の場合も。
事故を防止し、ワンちゃんとの関係修復のためにも悪い癖は直していきましょう。

引っ張る原因は?

犬が引っ張りたくなる原因は主に2つ。「興奮」または「主従関係の崩れ」です。
興奮は、ニオイを嗅ぎたい、運動したいといった本能的な欲求が先走り、犬の気持ちを前のめりにさせます。
また「散歩で興奮する」こと自体が癖になっている場合、散歩のときは興奮しなきゃ!と意味もなくテンションをあげていることも。
そういった場合は、その勘違いした癖から直す必要があります。

主従関係が崩れてしまっているときも、犬は猛烈に引っ張ります。
「ぼく(私)はリーダー。弱い子分(飼い主)を守るために、先頭に立って旅に出なければ!」と頑張ってしまっている状態です。
とくに性格がリーダー向きでない子の場合、頑張りすぎてほかの犬を攻撃することがあります。早く役割の転換をして、そんな辛い役から解放してあげてくださいね。

飼い主さんは「堂々としたお父さん」、犬は「お父さんと手をつないで散歩する3歳児」というイメージをもって歩きましょう。

具体的なしつけ方法

まずはチョークカラーを用意しましょう。
チョークカラーとは、鎖や布テープをゆるい輪の状態にしたもので、チョークを引っ張るとその輪がきゅっと締まる仕組みになっています。
散歩は、このチョークがゆるんだまま歩けるようになるのが理想。
引っ張り癖を直すのに効果が高いアイテムですが、首を絞めつけてしつけをするものではありません。間違った使い方をすれば逆効果になりますし、何よりワンちゃんが苦しそうです。

正しい使い方は、犬が前に出て引っ張りそうになったときに、チョークを引き、ショックをかけるだけです。
重要なのは「引っ張ったとき」ではなく、「引っ張りそうになったとき」。「玄関を出る」「ほかの犬に遭遇」「電柱に近づいた」などといったときです。

犬が引っ張り出す前にチョークを真上に引きましょう。
グイーッと首を絞めつけるのではなく、「チョン」と首に合図を送る感じです。
合図の力加減が大切ですよ。
1回の「チョン」で犬の行動を止めてしまう場合は強すぎ、反対に5回では弱すぎです。
3回続けての「チョン、チョン、チョン」で犬が気づき、歩く速度をゆるめたら成功です。
それを継続して続けることによって引っ張りは徐々におさまってきます。

問題なのは「散歩は興奮するもの」と犬が思い込んでいるとき。
引っ張ってグイグイ進むので、チョークで合図を送るどころではありませんよね。
「散歩は落ち着いた気持ちで歩くもの」ということを教えます。

玄関のドアを開ける前に必ずお座りをさせて、飼い主より先に出させないようにします。
外に出たら「お座り」「伏せ」などのしつけを5分ほど行い、「勉強モードのお散歩」が始まることを意識させましょう。
引っ張るたびに「お座り」をさせ、興奮を抑えながら歩きます。
じきに「散歩は落ち着いて行うもの」ということを理解し、チョークショックでのしつけが効くようになってきます。

気長に改善していこう

一度ついてしまった引っ張り癖の矯正は時間がかかるものです。
「わがままを言っちゃダメ。でもおりこうに歩けば必ず守ってあげるよ」と、厳しくて優しい「お父さん」の心をもって接してください。
犬は安心し、いずれ散歩上手なワンコに変身していきますよ。

 

🐶きゅーぺっつマガジンの犬の散歩の記事をよむ🐶

犬の散歩中にこれだけは守ってほしいこと!

犬の気持ちになって考えてみよう!愛犬が散歩で歩かない7個の理由について

犬の散歩に関する基礎知識7個と飼い主が気をつけてあげるべきことについて