ハムスターがかかりやすい4つの病気と冬眠

ハムスターってどんな動物?

ペットとして大人気のハムスターですが、どんな動物か知っていますか?
野生のハムスターは乾燥した草原や砂漠などに穴を掘って生活しています。1日の昼夜の寒暖差が大きく、夏と冬でもかなり寒暖差のある地域で巣穴をうまく利用してしのいでいます。

日本には1939年に実験用として、第2次世界大戦以降ペットとして輸入されるようになりました。比較的飼育が簡単なことで知られるハムスターですが、病気の兆候を見逃すと重症化しやすい動物です。予防や対策ができる病気もありますので、ハムスターがかかりやすい病気をいくつか例にあげて説明したいと思います。

ハムスターがかかりやすい病気

・アレルギー性皮膚炎
・ウェットテイル
・不正咬合
・腫瘤

ハムスターがかかりやすい病気には上記のようなものが挙げられます。もう1つ、病気ではありませんが、ハムスターを飼育する上で気を付けなければならないのが冬眠です。

アレルギー性皮膚炎

アレルギーによって、お腹、脇腹、胸などに痒みを伴う湿疹が出たり、毛が抜ける病気です。特定の床材や食餌などに対するアレルギーが原因になることが多く、症状を改善するには原因を突き止め、除去することが必要です。針葉樹タイプの床材、たんぱく質の多い食餌でアレルギーを起こすことが多いと言われていますので、心当たりのある物は種類を変更するなど工夫してみましょう。

ウェットテイル

下痢をしてお尻が濡れている状態のことを言います。別名、増殖性回腸炎とも言います。下痢以外にも脱水症状、食欲不振、体重減少などが起こります。原因は細菌感染、食餌、ストレスなど様々です。幼ハムスターが発症することが多く、抗生物質で治療することが一般的です。放っておくと2~3日で死亡することもあるので、様子を見ずに早めに病院に行く必要があります。

不正咬合

歯が曲がり、咬み合わせが悪くなり発症します。遺伝、不適切な食餌、ケージのかじりすぎなどが原因で起こり、固い物が食べられなくなったり、食欲不振、体重減少が見られます。

ハムスターの切歯は一生伸び続ける常生歯で、固い嚙り木などを与えて歯を削る必要があります。歯が削れないと伸びすぎてしまい、不正咬合の原因になります。普段からある程度の固さのある食べ物を与えましょう。

ケージをかじる場合は、ビターアップルなどで不快を与えてやめさせるか、プラスチックの板などを張ってかじれないように工夫しましょう。

遺伝や既に不正咬合を発症してしまった場合は、人の手で伸びてきた歯をカットしてあげなければなりません。慣れれば自宅でもできますし、動物病院でもおこなっています。

腫瘤

体の一部にしこりができた状態です。高齢のハムスターに多く、悪性の場合は死亡率が高いので、しこりを見つけたら小さくても病院を受診しましょう。この時、進行具合が重要になりますので、いつ発見したか、発見時の大きさなどを記録しておくことをお勧めします。

冬眠

冬眠は気温5℃以下で起こると言われています。

野生のハムスターは冬眠に入る前に冬眠に備えて体力を蓄えていますが、ペットのハムスターは体力を蓄えることなく、突然冬眠のきっかけが訪れます。長く冬眠してしまうと冬眠中または冬眠から覚める際に体力を消耗して死に至る可能性が高くなります。

冬眠は体を丸くし、触っても動かないので死んでいるようにみえますが、ゆっくり体を温めると目を覚まします。もし冬眠してしまったらとにかく体を温めましょう!

ハムスターの理想の気温は18~26℃です。冬眠するということは飼育環境が悪いと思ってください。気温差をつけない環境づくりが重要です。飼育環境を見直し、エアコンで室内を温める、ケージの中にヒーターを設置する(火傷に注意)、寝床に干し草などを入れる、など温度下げないための改善が必要です。

まとめ

病気の兆候はハムスターの体だけではなく、普段生活しているケージからも見つけることができます。ケージの中を掃除する際にもよく観察してみましょう。

万が一病気になった場合は、早めに動物病院を受診しましょう。その際は普段生活しているケージを掃除せずに持参し、獣医師に見てもらうことで新たな発見があることがあります。

しかし、日頃から一緒にいる飼い主さんが体調の変化を見逃さないことが一番重要ですので、早期発見・早期治療ができるよう、よく観察してあげてください。