フクロモモンガってどんな生き物?

ムササビや、リスでもない。独特の特徴を持つフクロモモンガ。
別名シュガーグライダーと呼ばれている彼らの魅力をお伝えします。

フクロモモンガの履歴書

フクロモモンガはげっ歯類ではなく、カンガルーやコアラと一緒の有袋類に属しています。

生物名:フクロモモンガ(学名:petaurus breviceps)
フクロモモンガ科フクロモモンガ属
袋有目・メスはお腹に育児嚢と呼ばれている袋があります。
体長:約15~20cm
平均寿命:7年前後
分布:オーストラリア・東南アジア・ニューギニア諸島など。
食べ物:モモンガフードを中心とし、果物、昆虫(ミルワーム・コオロギ)などをバランスよく与えます。
適温:23から25度で冬場20度以下になるようならペット用のヒーター等で保温します。

以上が簡単な履歴書になります。
それでは、フクロモモンガについて詳しくご紹介いたします。

フクロモモンガの魅力

■げっ歯類とは違う特徴的な体の仕組み

大きなまん丸の目に、かわいい5本指。胴体の側面には飛膜というムササビのような膜がついています。高いところからこの飛膜を使って滑空します。オスは臭腺があるため少し匂いがきついです。これはマーキングの為に匂いをつけているからです。頭部はこの臭腺の為毛が薄くなっているのが特徴です。
オスと違い、メスはお腹にカンガルーのような育児嚢と呼ばれているポケットがついていて、1~2匹の子供を産み、このポケットで育てます。
夜行性なので、お仕事で夜帰宅される方にはぴったりのホストアニマルです。

■人に良く慣れる

フクロモモンガはポーチや巾着などフワフワの小さな入れ物が大好きです。よく馴らすためには赤ちゃん(生後1か月位から)巾着や専用ポーチに入れて首から下げ、ミルクを与えるようにします。
モモンガのお母さんのようにすりこみする事で、よく飼い主さんを親と思い、俗に言われている「ベタ馴れたモモンガ」に育ちます。

■いろいろな鳴き声

フクロモモンガはいろいろな鳴き声で意思の疎通をします。
威嚇や警戒しているとき:ブイブイブイブイ(警報のような大きな声)
仲間を呼ぶとき:ワンワンワンワン(犬のような鳴き声)
甘えているとき:クフクフクフ(小さな声)
馴れているフクロモモンガは、「ワンワンワンワン」と飼い主さんに呼び鳴きすることもあります。

■飼育しやすく、虫が苦手な人でも飼える

ミルワームやコオロギ等の昆虫はペットショップで入手できますが、生きた昆虫が苦手な人もいます。乾燥の餌昆虫やフードの原料に昆虫が含まれているものも販売しています。最近は専用フードや、小動物用のゼリー等、ペットショップでの取り扱いも多く飼育しやすくなっています。

左から、「イスター フクロモモンガセレクションプロ300g」、「JUN モモンガミルクバナナ味」、「マルカン いちごミルクゼリー」、「ミルワーム、ハニーワーム」

■フクロモモンガ飼育の注意点

フクロモモンガは木に登り滑空する習性があります。その為爪が細く鋭いかぎ爪になっています。
人間の皮膚では傷がつくこともあるので、傷になる前に消毒することをおすすめします。また、人畜共通感染症の予防のため、触る前も消毒をしましょう。
稀にフクロモモンガの爪が伸びすぎて巻いてしまい、モモンガの皮膚に食い込むようなこともあるので、爪が伸びすぎの場合は、小動物用の爪切りで爪先1~2ミリ程度の血管のない白く透明の部分をカットします。動物病院でもカットできる場合もあります。

■フクロモモンガまとめ

夜行性ということもあり、動物園などでも活動している姿をなかなか見ることが少ないとは思いますが、人によく馴れ愛嬌たっぷりのかわいいモモンガ。ベビーから育て自分だけの特別なペットとして、また是非家族の一員としてお迎えしてみてはいかがでしょうか。